こんにちは。ソウル・江南(新沙駅)のコウォン整形外科、代表院長のキム・ヒョンテクです。
「正面から鼻の穴が目立つ」「鼻が短く、上を向いて見える」。日本からお越しになる患者様からも、このようなお悩みを伺います。
短い鼻やアップノーズを考えるとき、大切なのは鼻を単純に長くすることではありません。鼻先の向き、支える軟骨の状態、鼻柱と小鼻の位置関係を確認し、なぜ鼻の穴が見えやすいのかを見極めることです。
鼻の穴が目立つ原因は一つではありません
① 鼻先が上向きになっている
鼻先の軟骨の向きや位置によって、正面から鼻の穴が見えやすくなることがあります。
② 鼻先の支持構造が弱い
鼻先を支える軟骨の形や強さによって、鼻先の位置や輪郭が変わります。ただし、支持力だけで見た目が決まるわけではありません。
③ 鼻柱と小鼻の位置関係
鼻柱が引っ込んで見える場合や、小鼻の形に特徴がある場合も、鼻の穴が目立つ印象につながります。
④ 過去の手術後の変化
以前の鼻整形後に鼻が徐々に短くなった場合は、瘢痕や拘縮などの影響も確認する必要があります。初めての鼻整形とは手術計画が異なることがあります。
コウォンでは鼻先の支持構造をどう整えるのか
私は、鼻先を下げることだけを目的にせず、軟骨の状態と皮膚・軟部組織の条件を確認してから、鼻尖形成や自家軟骨移植による支持構造の調整を検討します。
鼻先の向きと長さのバランスを整える際には、必要な位置に自家軟骨で支えを作り、鼻全体と自然につながるラインを目指します。実際の移植方法や固定位置は、診察とCT撮影などを踏まえて判断します。

※ 図は鼻先の支持構造を調整する考え方を示した模式図です。個別の術式や術後の形を保証するものではありません。
鼻先の形成に用いる自家軟骨
鼻中隔軟骨
鼻の内部にある軟骨です。採取できる量や形を確認し、鼻先の形成・支持に使用できるか検討します。
耳介軟骨
耳から採取する軟骨です。比較的柔軟で、鼻先の輪郭や形の調整などに用いることがあります。
自家肋軟骨
胸部から採取する軟骨です。よりしっかりした支持が必要な場合や、使用できる鼻中隔軟骨が十分でない場合などに検討します。
どの軟骨が最適かは、強さだけでなく、必要な支持量・形・過去の手術歴などによって変わります。

※ 図中の強度は特徴を理解するための模式的な比較であり、実際の強度や適応を数値化したものではありません。
自然な仕上がりのために確認すること
① 鼻先を下げすぎない
鼻の穴を目立たなくすることだけを優先すると、鼻先が不自然に下がった印象になることがあります。鼻筋から鼻先、上唇までのつながりを確認します。
② 鼻唇角と鼻柱のバランスを考える
鼻先と上唇のなす角度である鼻唇角や、鼻柱と小鼻の位置関係もデザインに関わります。特定の角度を全員に当てはめることはしません。
③ 笑ったときの動きも確認する
笑ったときに鼻先が下がったり小鼻が広がったりする場合は、鼻周囲の筋肉の動きも確認し、必要に応じて鼻周囲筋肉矯正(M-CUT)を検討します。
④ 再手術では組織の状態を優先する
以前の手術後に鼻が短くなった場合は、皮膚の緊張、瘢痕、残っている軟骨などを確認します。状態によっては希望する変化に制約があります。
コウォンでは、カウンセリングから執刀、術後管理まで私が直接担当し、1日の手術件数は最大2件としています。
日本から手術を受ける場合のスケジュール
ギプス固定:目安は約5〜7日
抜糸:目安は術後5〜7日頃(手術内容によって異なります)
滞在期間:目安は約1週間
帰国後:オンラインでの経過相談にも対応しています
※ 回復経過や必要な通院日数には個人差があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 短い鼻やアップノーズは自然に整えられますか?
A. 鼻先の軟骨や支持構造、皮膚の状態などを確認し、改善できる範囲を検討します。必ず同じ形になるわけではなく、診察で現実的な目標を共有することが大切です。
Q. 耳介軟骨だけで鼻先を整えられますか?
A. 必要な変化や現在の支持構造によって異なります。耳介軟骨が適した場合もあれば、鼻中隔軟骨や自家肋軟骨を検討する場合もあります。
Q. 鼻の穴が見える場合、小鼻縮小が必要ですか?
A. 必ずしも必要ではありません。鼻先の向き、鼻柱と小鼻の位置関係、筋肉の動きなどを確認して判断します。
Q. 以前の鼻整形後に鼻が短くなりました。修正できますか?
A. 状態によって修正手術を検討できます。拘縮や瘢痕の有無、皮膚と軟骨の状態を確認する必要があり、すべての症例で同じ方法を用いるわけではありません。
まとめ — キム・ヒョンテク院長より
短い鼻やアップノーズは、鼻先の向きだけでなく、支持構造や鼻柱・小鼻とのバランスを一緒に考えることが大切です。
私は手術名を先に決めるのではなく、診察と必要な検査を通して、鼻先にどのような調整が必要かを考えます。
ご自身の鼻に合う方法が分からない方は、日本語でのオンライン相談をご利用ください。
