こんにちは。ソウル・江南(新沙駅)のコウォン整形外科、代表院長のキム・ヒョンテクです。
「鼻先の手術で軟骨を移植すると聞きましたが、どこの軟骨を、何のために使うのですか?」日本の患者様からいただくご質問の一つです。
鼻先の軟骨移植で用いる主な自家軟骨には、鼻中隔軟骨・耳介軟骨・肋軟骨があります。それぞれ形や強度、採取できる量が異なり、必要な支えと仕上げたい形に合わせて選択します。
KOWONが鼻先の支持構造を大切にする理由
鼻先の形を整えるときは、表面のラインだけでなく、鼻先を内側から支える構造を確認することが重要です。支えが不足している場合は、時間の経過とともに形が変化する可能性もあります。
私は鼻柱(左右の鼻の穴の間の部分)に自家軟骨で支柱を設け、鼻先の軟骨を支える方法を基本として検討しています。必要に応じて鼻先の形を整える軟骨も組み合わせます。

鼻先に使う3つの軟骨とそれぞれの役割
① 鼻中隔軟骨 — 鼻の内部にある軟骨です。比較的まっすぐな形を利用し、鼻先の支持構造や形の調整に用います。コウォンでは基本的に鼻中隔軟骨を使用し、必要な量が確保できる場合は鼻中隔軟骨を中心に鼻先を形成します。
② 耳介軟骨 — 耳から採取する軟骨です。柔らかく曲線があるため、鼻先の輪郭を整える際などに役立ちます。鼻中隔軟骨だけでは量が足りない場合に、補う材料として使用します。
③ 肋軟骨 — 右胸の下を切開して採取する軟骨です。CT撮影で鼻中隔軟骨が小さく、鼻先の支持に必要な軟骨が十分に確保できないと判断した場合などに使用を検討します。
3種類を必ずすべて使うわけではありません。まずCT撮影と診察で鼻中隔軟骨の状態を確認し、基本的には鼻中隔軟骨を使用します。不足する場合は耳介軟骨を補い、CTで鼻中隔軟骨が小さいと分かった場合には肋軟骨を検討します。

どの軟骨を使うかは何で決まる?
鼻先が低い・丸い場合は、鼻先の軟骨の形と支える力を確認します。基本的には鼻中隔軟骨を使い、量が不足する場合は耳介軟骨を補います。
鼻先が上向きで鼻の穴が見えやすい場合は、鼻先の向きや鼻柱との位置関係を確認します。必要な支持力に応じて自家軟骨を選択します。
CT撮影で鼻中隔軟骨が小さいと確認された場合は、肋軟骨の使用を検討します。再手術などで使用できる軟骨が限られる場合も、診察と検査結果を踏まえて判断します。
耳介軟骨を採取すると耳の形は変わる?
耳介軟骨は、耳の形を支える部分に配慮しながら必要な範囲で採取します。採取部位や量によって術後の状態は異なるため、耳の形や傷跡についても術前に確認することが大切です。
私が鼻先の軟骨移植で大切にしていること
① 鼻先の形だけでなく、支える構造を確認すること。
② 鼻先には自家軟骨を用い、鼻筋の材料とは役割を分けて考えること。
③ CT撮影で鼻中隔軟骨の大きさを確認し、鼻中隔軟骨を基本に、不足する場合は耳介軟骨、鼻中隔軟骨が小さい場合は肋軟骨を検討すること。
④ 高さの数値だけでなく、皮膚の厚さや顔全体のバランスを考慮すること。
コウォンでは、カウンセリングから執刀、術後管理まで私が直接担当し、1日の手術件数は最大2件としています。
ダウンタイムと渡韓スケジュール
ギプス・テープ固定:目安は約5〜7日です。
抜糸:原則として術後7日以内に行います。
滞在期間:目安は約1週間です。
鼻先の腫れや形は時間をかけて変化するため、帰国後も経過を確認します。
よくある質問(FAQ)
Q. 鼻先の軟骨移植では、どこの軟骨を使いますか?
A. 基本的には鼻中隔軟骨を使用します。量が不足する場合は耳介軟骨を補い、CT撮影で鼻中隔軟骨が小さいと確認された場合には肋軟骨を検討します。
Q. 鼻先の手術では必ず耳の軟骨も使いますか?
A. いいえ。鼻中隔軟骨だけで対応できる場合もあり、耳介軟骨は必要に応じて組み合わせます。
Q. 肋軟骨はどんな場合に必要ですか?
A. CT撮影で鼻中隔軟骨が小さく、必要な軟骨を確保しにくいと判断された場合などに検討します。肋軟骨は右胸の下を切開して採取します。
Q. 耳の軟骨を採取すると、耳の形は変わりますか?
A. 耳の輪郭への影響を考慮して採取しますが、術後の状態には個人差があります。採取位置や傷跡については診察時にご説明します。
Q. 鼻先にシリコンプロテーゼを入れますか?
A. コウォンでは鼻先には自家軟骨を用います。I型シリコンプロテーゼを使用する場合は、鼻筋の形成に用います。
まとめ — キム・ヒョンテク院長より
鼻先の軟骨移植は、どの軟骨が優れているかを比べるものではありません。CT撮影と診察で鼻中隔軟骨の状態を確認し、基本となる鼻中隔軟骨で足りるか、耳介軟骨の補充や肋軟骨が必要かを判断することが大切です。
ご自身の鼻先にはどのような方法が合うのか、まずは現在の状態から詳しくご相談ください。
